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2015年12月31日木曜日

Celine Dion / Because You Loved Me (1996)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語



私は ラジオの仕事をしている
念願叶って 自分の番組を持つことができた

どんな人が聴いてくれるのかな
ドキドキしながらスタート

リスナーから届くメッセージには 
想像以上の愛と期待が込められていた

まるで 家族や友達 時には恋人のように
寄り添って 励ましてくれた
そして 私に喜びを与えてくれた

学生のころから ラジオで伝えたいと思っていた
途上国支援

この番組で伝えるべきかどうか迷ったとき
背中を押してくれたのは あなたからのメッセージ

自信を無くしかけた時 あなたが力をくれた
うまく表現できなかった時 あなたが代わりに言葉を紡いでくれた
私の中にある想いを あなたが見つけてくれた

あなたが翼をくれたから 羽ばたくことができた
あなたが手を貸してくれたから 空に触れることができた

いつも番組を聴いてくれた そして 優しい翼を届けてくれた
あなたのおかげで 私の世界は広がった

リスナーのあなたが夢を叶えてくれた
今の私があるのは あなたが愛をくれたから

あなたがくれた愛に 心からありがとう

2015年12月24日木曜日

Luther Vandross / Every Year , Every Christmas (1995)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語





去年のクリスマス 僕らは出会った
雪の中 デパートの角で 一人友達を待っている君
僕は磁石のように君に魅かれ 
持っていた傘をさしてあげたんだ

友達が来るまでの間に 僕らは意気投合した
そして 自然の流れで その後 付き合うことになった

彼女はずっと僕のそばにいてくれると言ってくれた
そして 毎年クリスマスには 僕らが出会った
あのデパートの角で待ち合わせしようと約束をした

1224日 
僕は デパートの角で一人待っていた
でも 心のどこかで 分かっていた
彼女が僕から離れようとしているって
この不安 言葉では表すことができない

デパートの明かりが消え
人通りも少なくなってきた
でも僕は 君と出会ったこの大切な場所を離れることができない

なぜ 君は来てくれなかったんだろう

とぼとぼ 家に帰ると
友達が集まって 僕を励ましてくれた

彼らは 「もう彼女のことなんて忘れろよ」と言う
分かった 分かった

でも僕の気持ちは変わらなかった
 来年のクリスマスも
あのデパートの角で君を待つと決めていた



2015年12月10日木曜日

Elvis Costello - Veronica(1989)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語




祖母の名前はヴェロニカ
いつも元気で しっかり者で
友達もいっぱいいた

離れて暮らしていても
僕のことを気にかけてくれて
「ちゃんと食べなさいよ」と言って
祖母が育てた野菜や果物を送ってくれた

そんな祖母が大好きだった

ある日 久々に帰省すると
祖母の様子がいつもと違うのに気づいた
ニコニコしてはいるが 瞳に力がない

ヴェロニカおばあちゃん

名前を呼んでも 反応がない
ニコニコ 椅子に座っているだけ
母に聞くと
自分の服を取られても 怒らず 全く無反応で
ニコニコしていたそうだ

あのしっかり者のヴェロニカおばあちゃんはどこへいってしまったのだろう

相談したいこと いっぱいあったのに
また あの頃のヴェロニカおばあちゃんに会いたい








2015年12月3日木曜日

Phil Collins / Separate Lives (1985)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語




別れた妻から電話がかかってきた
出張で近くまで来ているらしい
「今 ホテルにいるんだけど 
せっかくだからこれから飲まない?」

少しだけ胸がときめいた
僕らは待ち合わせの約束をして 一緒にワインを飲んだ

ほろ酔いで気持ち良くなった頃 彼女はこんなことを言った
「あんなにすぐに離婚するなんて思わなかったわ
今でもたまに一人になるとあなたのことを思い出すのよ
一人って寂しいわよね。あなたもそうでしょ?」

俺を誘っているのか?
それとも〝たまに一人になる″ということは、いつもは一人じゃないのだろうか

さりげなく尋ねてみると
「そうね。いま同棲してる彼がいるから。それにしても一人は寂しいわ
 あなたも早くいい人見つけなくちゃね」

僕は恥ずかしかった 少しでも期待した自分を怒鳴りつけてやりたかった
離婚したんだから 彼女は僕のものじゃない
そんなの分かり切っていたことなのに
また あの瞳に見とれてしまった

でも もうこれが最後だ
彼女とは別々の人生を歩まなくちゃいけない
僕らは 別々の人生を歩まなくちゃいけないんだ


2015年11月19日木曜日

CHICAGO /Hard to say I'm sorry(1982)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語



僕と彼女は同棲していた
だから油断していた と言ったら後の祭りだが
まさかいなくなるなんて思っていなかった

彼女は
「私達 しばらく離れて暮らしましょう 
 今の私達には 距離が必要よ 
私疲れたの あなたにも休息が必要でしょ」

青天の霹靂とは このことだ

彼女がいなくなってから 
僕は部屋にひとりぼっち

たった一日でも 
彼女の声が聞けない
彼女と手をつなげない
彼女にキスできない
彼女を抱きしめることができない

これがどれだけ辛いことか
初めて思い知った

分かってる 
僕は彼女を傷つけた分 償いをしなくちゃいけない
悪いのは全部僕だ

でも 「ごめん」この一言が言えない
心の中では「ごめん ごめん」何度も謝っている
なのに なんでだろう
「ごめん」の一言がなかなか言い出せない

2015年11月12日木曜日

The Beatles / Hey Jude(1968)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語



友達が泣きはらした目をして 居酒屋で僕を待っていた
何かとんでもないことが彼の身に起こったのだと
恐る恐る聞いてみた

付き合っていた彼女と別れたらしい
結婚に対して 異常なくらい慎重な彼に
彼女が業を煮やしたそうだ

後悔ばかり口にする友達に僕はこう言った

「そんな落ち込んでばかりいるなよ
 お前が今やるべきことは 彼女の心を取り戻すことだろ
 もう1回 彼女にちゃんと伝えろよ  お前なら大丈夫
 でも もしダメだったら その時はまた飲もうぜ 
 俺がいい子を紹介してやる!」

そして 僕らは景気づけのため カラオケに行った
彼が 失恋ソングを歌っている
でも さっきとは表情が全然違う
何かを決意したかのような 凛々しい顔をしている


翌日 彼は 指輪を買いに行って 彼女にプロポーズしたそうだ

2015年11月5日木曜日

Carpenters / Solitaire (1975)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語



男が一人でトランプをしている
何度やっても結果は同じ
それでも 彼はトランプのゲームを無表情で続けている

「あぁ、あの時の男だ」

少し前 彼が女性と二人で
微笑みあいながらトランプをしていた
男の表情が生き生きしていたのを覚えている
あまりにも印象が違うので 同じ男だと気が付かなかった

彼は とても小さくなっていた
人が愛を失った後のようだった
小さな希望が 煙となって消えてしまったようだった
彼は孤独だった

でも その辛さを乗り越えるためだろうか
出てくるカードに何かを託すかのように
彼は 何度もトランプを切っては並べを繰り返している

彼の周りでは 何事もなく時は流れているけれど
彼はそんなのお構いなしで
一人でトランプを続けている


2015年10月29日木曜日

Doobie Brothers / What A fool Believes(1979)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語



友達が飲み会に自分の彼女を連れて来た
彼はとても幸せそうで 自慢げに彼女のことを紹介してくれた
「今日は彼女にネックレスを買ってあげたんだ」
なんて言っている
数年ぶりにできた彼女だからか
舞い上がっているのは 誰の目から見ても明らかだった

彼女はとてもスタイルが良く かわいらしい顔をしていた
いわゆるモテそうな女性 という感じ

飲み会の最中 彼女はずっとケータイばかりいじっていて
電話で席を外すこともしばしば
友達が話しかけても目は合わせないし そっけなかった
彼が好きだとは到底思えなかった

ある日 その友達から夜中に電話がかかってきた
彼女と別れたらしい
彼は 一度愛し合った二人なんだから
いつか自分のもとに戻ってきてくれるはずだと
何度も言っていた

この間の飲み会の雰囲気から
僕は 彼女が戻ってくるなんて思えなかった
彼女の愛情は完全に冷え切っていた
いや 最初から遊びだったのかもしれない

でも 友達にはそんなこと言えなかった
「次の恋を探したほうがいいんじゃない」
そうアドバイスするしかなかった

でも愚か者の友達は
彼女が帰ってきてくれると今でも信じている


2015年10月22日木曜日

J. Geils Band / Centerfold (1981)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語




高校生の時 窓際の席の女の子に
僕は恋をした
雪のように真っ白な肌
純粋な瞳 
誰にもけがされていない彼女は
まさに教室の天使だった

彼女のことを考えていると
机の下から 手紙を渡された
僕は恥ずかしくて 彼女の目を見ることができなかった

天使が僕の近くを通ると
温かいものに包まれるような気分になった
柔らかくてふかふかした 彼女のセーターに
僕は 触れることもできなければ
彼女のネグリジェを見ることなんてできない
まぁ そんなことできなくても
見ているだけで十分だった

社会人になった今も 彼女のことを思うと
辛いことがあっても 幸せな気持ちになれる

ある日 仕事の帰りにコンビニに寄った
成人向けの雑誌をパラパラめくっていると
見覚えのある女性が セクシーなポーズで映っている
「いや そんなはずがない」
恐る恐る もう一度 雑誌を開いてみる
「間違いない 僕の天使だ」
見開きに 彼女がでかでかと鎮座している

血が凍った
僕の大事な大事な思い出が コンビニに売られている
僕の天使が 見開きに鎮座している

なんてこった 僕の天使が 見開きに鎮座しているなんて!!


2015年10月15日木曜日

Aaliyah / At Your Best  (1994)



自分の想いを伝えるのは とても難しい
想いが100あったとしたら
私の場合 20伝わったらいい方 

でも 想いは言葉にしなくちゃ伝わらないから
勇気を出して 彼に声をかけてみた

彼は めんどくさそうに振り返る
その目を見ると 「いつものやつだろ」って言われているようで
「違う。いつものやつじゃない」って言えなかった
「なんでもない」って言うしかなかった

胸の内にしまっている この想い
私が吐き出したら 彼も口を開いてくれるだろうか
自分の想いを話してくれるだろうか

言葉を交わさなければ 人の想いは分からない
だから 勇気を出して 彼に伝えようとした

彼は 愛に溢れると 最高に魅力的になる
その前向きな姿勢が 私の人生の原動力になっている

だから 彼に愛を取り戻してあげたい
彼の瞳を愛でいっぱいにしてあげたい

だって それが私の生きる力になるから

それが 何故なのか あなたに分かるかしら

2015年10月8日木曜日

Sting / Shape of My Heart (1993)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語



彼は暗闇の中で まるで瞑想するかのように
トランプを切っている

トランプをして お金を稼ごうとか
トランプに勝って 名声を得ようとか
その為に カードを手にしているわけじゃない
彼は 「答え」を探しているだけなんだ

スペードは 兵士の剣を意味し
クラブは 武器を意味し
ダイヤは お金を意味する
だが そのカードが出だからといって 
自分の心を表しているわけじゃない

もし 「愛している」と言ったとしても
彼女は 何かの間違いだと思うだろう

男はごまかすことができない
表情ですぐにわかってしまう 不器用な奴だ

言葉数が多い人ほど 何も知らない
自分の不運を嘆く人は ただ失うのが怖いだけ

そのことを知っている男は
今夜も「生きる答え」を探してトランプを手にしている


2015年10月1日木曜日

Sinead O'Connor / Nothing Compares To Yo (1990)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語



あなたが いなくなってから
15日と7時間が過ぎた
あなたが いなくなって
自分のしたいことを自分の好きなようにできるようになった
夜 自由に外出して 一日中 寝て過ごして
ちょっと高級なレストランで食事をして
出会った男の子に片っ端から声をかけて 抱き合って

でも浮かぶのは あなたの顔
何をしても気持ちが晴れない

一緒にいるときは うっとおしくてしょうがなかったのに
いま私は さえずることができない小鳥のよう

孤独に襲われて涙が止まらなくなってしまった

どうしようもなくて お医者さんに行ったの
そうしたら 先生 なんて言ったと思う?
「なんでもいいから 楽しいことをしなさい」って言ったの
私 呆れたわ

誰も この心をいやすことはできない

ふと 庭に目を向けると
あなたが植えたお花が 全部枯れていた
ここにも あなたを必要をするものがあった

お母さん
あなたの代わりにものなんてない この世にいないの

2015年9月24日木曜日

The Carpenters / Superstar (1971)



ある日 友達と一緒にあるライブへ行った
彼のギターの音は とても優しくて
私の心に寄り添ってくれた
私は 恋に落ちた

遠く遠くにいる人へ 思いを馳せることが
こんなにつらいなんて思ってもみなかった

でも 彼は
「ベイビー 愛してるよ! またここに戻ってくるよ」
って言ってくれた
それなのに 彼はここにいない
自分の言ったことを忘れてしまったのかしら
どうしたら また 私のそばでギターを弾いてくれるのかしら

彼が奏でるギターの音が ラジオから聞こえてきた
この音を聴くと彼を近くに感じられる

でも 彼はここにいない

2015年9月10日木曜日

Ariana Grande / Just a little bit of your heart (2014)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語




私は 一人 広いベッドで横になっている
夜が長く感じられる
いつもなら すぐ夢の中に入れるのに
こんな時に限って 夢の扉が開いてくれない
もう羊を何匹数えたのかも 分からない
何も考えたくなかった

あなたの気配を感じた
忍び足で そーっと ドアの鍵を開けて
部屋の中に入ってくる

私は 絶対に どこにいたのなんて 聞かない
だって そんなの知る必要ない
知ったところで 自分が幸せになれるなんて思っていない

昔から分かっていた
あなたにとって 大切な女性は
私一人じゃないって

でも いいの
わたしは あなたの前では 常に笑顔でいるって
決めているから

全くあなたと関係がないよりはまし

あなたにとって大切な女性の一人で
いられてよかった

だって あなたはこうやって
私のところに帰ってきてくれるんだから

ほんの少しでいいの
あなたの心の中で ほんの少し
私のことを想っていてくれたら
それだけで幸せなの


頬に伝う涙を拭いながら 私は やっと扉が開いた夢の中に入っていた

2015年9月3日木曜日

Surface / The First TIme (1990)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語



ある日 公園で 
抜けるような青空を見上げていた
そこに 白いワンピースを着た幼馴染の女性が現れた

澄み切った空の青と 白い肌に白いワンピース
そのコントラストが 息をのむほど美しかった

僕は心を奪われ 彼女と目があった瞬間
涙がこぼれ落ちた
不思議に思った彼女は 僕にハンカチを差し出してくれた
そして 手を握ってくれた

僕らは 手を握ったまま 何も言わず
しばらく 公園を散歩した

君は覚えているだろうか
僕は その瞬間に恋に落ちたんだ

君は僕の顔をみて気づいてくれるだろうか
昨日より今日 今日より明日
君への愛が どんどん大きくなっていく

時はあまりにも早く過ぎてゆくけれど
あの公園での出来事は 昨日のことのように覚えている

そして 君への愛も 時が過ぎても 色あせないよ
人生が終わりを告げるまで ずっと


だって 僕は 初めて君と目があった瞬間 
恋に落ちたんだから

2015年8月27日木曜日

Stevie Wonder / Lighting Up The Candles (1994)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語



僕の大切な友達が亡くなった
彼は 自分のことより 人のことを考える人だった

友達がいじめられていたら
スーパーマンのように現れて
いじめっ子に立ち向かっていった

自分がその後いじめられることになるなんて
考えもせずに 友達を守るために体を張った

大人になった彼は 
職場で 仕事がうまくいったら
その成功を自分のものにはせず
「君のおかげだから」と後輩にゆずった 

自分が 評価されることより
友達や 周りにいる人が幸せになることを
心の底から 願っているような人だった

時に そのやり方が不器用に映り
もっと うまくやればいいのにと思うこともあった
でも それが彼の定めであり 
彼自身も かたくなに 変えようとはしなかった

そんな 僕の大切な友人を見送る日だ
この愛に 光をともそう
彼が残した愛を 絶やさないために
キャンドルを灯そう

この光を見ていると
いいことも悪いことも 
全てが 生きていたこと自体が素晴らしいことだったんだと思える

この愛に 光をともそう
彼が残した愛を 絶やさないために

キャンドルを灯そう

2015年8月13日木曜日

Michael Jackson / History (1995)


歌詞から生まれたショートストーリー
今日はこのナンバーから生まれた物語




ある国のお偉いさんは歴史に名を残そうと
必死になっている
彼の目の奥では 野望と言う名の
炎がメラメラと燃えている

一昔前 彼と同じような決断をした人がいた
そのせいで どれだけ多くの人が涙を流しただろう
どれだけ多くの悲しみがこの地球を駆け巡っただろう
一体 どれだけ多くの子供が 命を落としただろう

彼は 世間から石を投げられても
これは仕方のないことだと言う

そんな 彼の姿をTVで見て思った
この人が歴史を作るのだろうか・・・

僕らは 社会の歯車の一つに過ぎない 
でも 僕らだって 毎日毎日 生きていく中で
小さいながらも足跡を残し 自分の歴史を紡いでいる

この歯車が一つ一つ 同じ方向に進めば
それは大きなエネルギーとなって 
今までびくともしなかったものを動かすことができるはずだ

世界中の仲間と一緒に 歌を歌いながら
国と国とを調和させていけば
ギシギシしている歯車もスムーズに回るはず
手を手を取り合うことが潤滑油になるのだ

そうだ 自分が生きているこの世界を作るのは僕らだ

歴史を作っているのは僕らなんだ

2015年7月16日木曜日

Sweet Box / Life is Cool (2004)




私は デートに誘われることもない
ひとりぼっちで 孤独におびえるシングルマザー


今の自分の人生に満足しているか
と聞かれても「YES」と答えられない
いつもネガティブな事ばかり考えている

だって 私の人生 人に誇れるものじゃないし
この世に生を授かった意味が いまだに分からないし
うまくいかないことばかりだから

そうやって 不満ばかりこぼしている
私達 人間は欲深い生き物だから
隣の芝生を見て 羨んで 
自分の人生に満足することなんてない

でも ある時 
私たちよりもっと大変な思いをしている人がいるって知った
私が抱えているものなんて 人を羨む 嫉妬心からきた
ちっぽけなものだって 分かった

いつもと違うところから 自分の人生を眺めてみる
あら 私の人生って なんて素敵なのかしら
私の人生 捨てたものじゃないわ


顔を上げて 前を向いて
幸せを待つんじゃなくて
目の前にある 幸せを見つけるの

いつもと違うところから 自分の人生を眺めてみるの
あら 私の人生って なんて素敵なのかしら って






2015年7月9日木曜日

Luther Vandross / One Night With You(1997)


歌詞から生まれたショートストーリー
今日はこのナンバーから生まれた物語




僕らは出会ってしまった
でも 君には別の相手がいた

僕だって もういい大人だ
君に負担になるようなことはしちゃいけないって分かってる
だから たった 1時間だけでもいい 
君とただ一緒にいて 笑顔を見られるだけで 幸せだった
僕の理性がブレーキを掛ける

でも 本当は 一夜を共にしたい
夜中 何百回もキスをして
朝 彼女のモーニングキスで目覚めたい
ずっと 彼女の笑顔を見つめて 抱きしめたい

ふと我にかえる
僕に君を縛り付ける権利はない

君を愛することができるなら それだけで充分だ

2015年7月2日木曜日

Whitney Houston / I Didn't Know My Own Strength (2009)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語.




私は完全に弱っていた どこにも行き場所がない
自分の心をコントロールすることもできない
幸せな自分を思い描いて 夢見ることもできない
私の人生 これで終わりだって思った

何もうまくいかない
希望もない すがりつくものがなにもない
わたしはこうやって壊れていくんだって思った

誰にも話せなかった 話す気力がなかった
いつこの世界を旅立ってもよかった

暗い暗い闇の中 なんとか生き延びてきたのは
もう一人の自分が信念を貫こうとしてくれたから
倒れそうになる私を支え うつむく私の顔を上げてくれた

希望は自分の中にあった
暗闇から抜け出すための光を見つけた
今の私に必要なものは すべて 自分の中にあったのだ

私は 自分で道をひらくことなんてできない
この苦しみを乗り越えられない
自分は 壊れてしまうって思っていた

自分がこんなに強いなんて知らなかった
不幸に打ちのめされて 倒れてしまっても
私の希望は無くならなかった
心の痛み すべてを乗り越えたのだ
自分がこんなに強いなんて知らなかった

友達が聞いてきた
「どうやってその暗闇から抜け出したの?」

自分でも不思議に思っている
きっと 私を襲った不幸をすべて受け入れたからだろう
逃げずに受け止めたからだろう

打ちのめされそうになったけこともあったけど
私をささえてくれたのは もう一人自分


自分がこんなに強い人間だなんて知らなかった