ラベル 私と洋楽(ゲスト) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 私と洋楽(ゲスト) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2015年6月25日木曜日

B.J Thomas / Raindrops Keep Fallin' On My Head (1969)



【今週のピックアップフレーズ】
Raindrops keep fallin' on my head
But that doesn't mean my eyes will soon be turnin' red
僕の頭に雨粒が落ちてくる
だからって 僕の目がもうすぐ赤くなるってわけじゃないんだ

【曲の内容】
この歌詞は、落ち込んだ時に聴くとしっとり元気づけられます

僕の頭に雨粒が落ちてくる
だから 太陽にこう言ったんだ
「仕事しないで寝てるなんて ひどいじゃないか」って。
それでも 雨粒はずっと僕の頭に落ちてくる

でも 気づいたんだ
彼らが僕に与えたブルーな気持ちに僕は負けないぞって
だって 幸せが一歩一歩近づいて 僕に挨拶してくれるまで
そんなに長くはかからないはずだから

Raindrops keep fallin' on my head 
僕の頭に雨粒が落ちてくる
But that doesn't mean my eyes will soon be turnin' red
だからって 僕の目がもうすぐ赤くなるってわけじゃないんだ

泣くなんて僕には似合わない
だって 僕は自由だから
文句を言って 雨をやませようなんてことはもうしないさ
何にも心配いらない

だって 幸せが一歩一歩近づいて 僕に挨拶してくれるまで
そんなに長くはかからないはずだから


2014年12月18日木曜日

ゲスト:TAHITI80




今週は、Tahiti80のボーカルのXavier Boyer(グザヴィエ・ボワイエ)さんと
ドラムスのRaphaël Léger(ラファエル・レジェ)さんをゲストにお迎えしました。

まずは、リスナーからの届いた質問から。

Q:TAHITI80ってどういう意味なのですか?
A:TAHITIはフランスの島の名前で、80は数字の80だよ。
ある日、父がTAHITIと書いたTシャツを着ていたんだ。
それを見て「あぁいいね!」ということになって名前を付けたんだよ。

Q:お休みの日は何をしているのですか?
A:ミュージシャンって大体休みの日は、次の曲はどんなのにしよう?とか情報収集をしていることが多いよね。それか、リラックスしながら、なにかアイディアが降りてくるのを待ったりとか。実際には休みらしい休みってないから、ガールフレンドは不機嫌になっちゃうけど。リラックスするときには、みんなと一緒だよ。映画館や美術館に行ったり本を読んだりするね。あと、地方(田舎)に行ったりもする。田舎の海に行って、海をながめることが一番好きかな。自分の気持ちを解放できるし、頭の中も空っぽにできるしね。
ラファエル:僕は森の中が好き。

グザヴィエ:え?木に抱きつくのかい?
ラファエル:そうだよ。木のパワーを感じるんだよ。母なる自然を感じるんだよ!
グザヴィエ:確かに!大人になって気づくことってあるよね。子供のころと違った発見があるよね。
ラファエル:森の中でキノコさがしもするよ。でも大丈夫!まだ毒キノコにあたったことはないから。両親がキノコに詳しくて、おいしいキノコを教えてくれるんだ。(笑)


Q:フランスではクリスマスはどのように過ごすのですか?
A:アメリカのサンクス・ギビングのようなものがフランスにはなくて、一番大きなイベントがクリスマスなんだよ。家族で集まってプレゼントを渡すんだ。いつもクリスマス前になると、プレゼントを渡す人の一覧を作るんだ。プレゼントを選ぶときは、量より質でいい物をあげたいと思っているよ。結構お金使っちゃうんだけどねー。今年、娘にはウクレレをあげようと思っているよ。
あと、ほかの人には日本からのお土産をあげようかなと思ってるよ。
ラファエル:フチ子!僕はフチ子をプレゼントにしようと思っているよ!(笑)




Q:Tahiti80はこのようにデビュー時からずっと英語で歌ってきました。
フランス出身なのになぜ英語で歌うことを決めたのでしょうか?
A:ボサノバはポルトガル語、サルサはスペイン語、シャンソンはフランス語で歌ったほうが
しっくりくるよね。ポップスもそうなんだ。ポップスはもともとアメリカで生まれた音楽だから英語で歌ったほうがよりグルーブも伝わるんだ。僕らは、フランスバージョンのポップスを演奏するのではなく、本物のポップスを演奏したかった。だから英語で歌っているんだよ。

Q:英語のポップスを聴いて育ったのですか?
A:そうだね。小さいころ、両親と旅行に行った時にボックスに入っているビートルズのカセットを聴いて、とってもショックを受けたんだ。れから音楽が大好きになってね。その頃、英語なんて全然わからなかったから、何度も聴いて勉強したよ。もっともっと深く知りたいと思って、今度はTHE CRUSH(イギリスのバンド)を聴いて、その歌詞から政治的な表現を勉強したんだ。とてもいい英語の勉強になったよ。

Q:Tahiti80の歌詞は、音楽を聴いただけでは習得できないような表現もありますが、
他にはどのように英語を勉強したのですか?大学?
A:学校だね。むちゃくちゃ英語にはまっていたから、高校卒業してから大学で英語を専攻して、アメリカの歴史、文学、詩についても学んだよ。この時の経験が歌詞に生きているんじゃないかと思うよ。

Q:特に作詞の面で一番影響をうけたアーティストはどなたですか?
A:ビートルズ、ビーチボーイズ、ブライアン・ウィルソン(特にハーモニーが好き)、
最近でいうと、アリエル・ピンクかな。聴いていて耳が痛いようなことを歌ったりもしているけど、何か新しいものを生み出そうというときにはとても刺激になるよ。

Q: ニューアルバム「Ballroom」のリード曲である“CRUSH”は

君に振られてからずいぶん経つ
今も僕はその深い闇から抜け出そうと必死なんだ
あぁ あの時Noと言っておけばよかった
成り行きの任せた僕が馬鹿だった

と歌っている振られた男性の気持ちを歌ったナンバーですが、この歌詞のアイディアはどこから?

A:これは、誰かをCRUSHした(傷つけた)のではなく、自分がBeing CRUSHED(傷つけられた)時のことを歌っているナンバーだよ。この主人公は、彼女と別れることになってこれまでのことを後悔しているんだ。そして、相手に対しても「申し訳なかった」と感じている。そんなストーリーの曲だよ。シンプルなラブソングではなく、違ったアングルで愛を表現したいと思って、このような歌詞にしたんだよ。

Q: 主人公は、失恋から立ち直ったのでしょうか?
A: うん。もう主人公は前ほど彼女のことを好きではなくなっていて少しずつ立ち直っているよ。それもこの曲のコンセプト(メッセージ)の一つだね。

Q:T.D.Kというナンバーが収録されていますが、このタイトルはどんな意味?
A:TDKThey don’t know.(彼らにはわからない)という意味だよ。この曲はKristin McCoyの曲がベースになっているんだけど、前にイギリスの新聞“ガーディアン”がこの曲を取り上げていて、どんな曲だろうって聴いてみたら、とっても素晴らしくてさ!今まで聴いた曲の中で一番だったんだよ。聴くたびにこの曲のヴァイブスと歌詞に気持ちが揺さぶられるんだ。だから、自分でもカバーしてみようと思って、PCを開いて、ドラムやベースをプログラミングしたんだ。でも、ちゃんとしたコードが見つからなくって色々試してみたんだよ。だから、TDK(彼らにはわからない)というタイトルにしたんだ。Kristin McCoyは本当に素晴らしいアーティストだよ。

Q;TDKではどんなことを歌っているのですか?
CRUSH”と同じように、恋人が別れてしまったということを歌っているよ。
今回は、恋人を振ってしまった男性の視点で歌詞を書いたんだ。それを表現したのがこの部分。“I became good at lyring(僕は嘘がうまくなった)”“You did your best to believe in me(君は必死にその嘘を信じてくれたね)”“When I was trying(僕が嘘をつこうとしたとき)”“You kept acting like you didn’t see (君はその嘘に気づいていないふりをしたね)”と、恋人同士の心のうちを歌っているんだ。途中、歌詞の内容に合わせてドラムをなくしてオルガンだけにしている部分があるんだけど、そこは僕の告白の部分なんだよ。

Q: Missingはどんな曲ですか?
ケン・スコットというエンジニアが、彼がプロデュースしたバンドについて書いた本があって、その中にいなくなった人のことについて書いてある章があって、それがとても興味深くて、インターネットで調べてみたんだ。そうしたら、ある曲が検索でひっかかってそのビートを使ってプログラミングしたんだ。5分くらいかな、即興でビートをつくったんだ。
歌詞は、僕らと音楽の関係性について歌ったよ。子供のころ歌詞はわからないけど音楽を聴いて心動いた、そんなことを歌っている。音楽を聴いて感動するのと人に恋をするのは似ているね。

Q:今回は私生活を歌詞にした曲が多いとのこと。このように私生活での出来事を歌詞にすることはありますか?
A:TAHITI80のファーストアルバムは、まだ若かったということもあって
ファンタジーな、架空の出来事を歌った歌詞ばかりだった。でも、僕らもいろんな経験を経て、今は、なるべく正直に自分のことを歌詞にしようとしているよ。フィクションっぽいものもあるけど、ストーリーの中に意味があるんだよ。

Q:確かに、今回のアルバムには意味深で、奥深くて、また暗い歌詞も多かったように思います。
A:そうだね。確かに僕らの音楽はいつも物悲しいんだよね。実際、メロディの中でもメジャーセブンのコードを使ってブルーな感じを出したりしている。リズムはアップビートだけど、歌詞も全然明るくないしね。今は、僕が体験してきたことが皆にも伝わるような、共感してもらえるような形に変えて歌詞にしているんだ。だから、アルバム「Ballroom」を聴けば、誰もが“こういう体験したことある!”って、感じてもらえると思うんだ。
さっき紹介した“CRUSH”もそうだし、“Love by numbers”って曲もそう。 
全部、歌詞がリンクしているんだよ。まさに、そこが今までにアルバムと違うところだね。

Q:TAHITI80の意味深で奥深い歌詞は日本人の心にも通じるところがあります。日本人と感情の面でリンクしているなぁと感じることはありますか?
A:日本人もフランス人と同じように芸術作品が好きでしょう?デザインとか。雑誌の表紙を見てもとても芸術的だし、コンビニに売っている商品のデザインもアーティスティックで素晴らしい。フランスのパッケージは日本ほど凝っていないけれど、間違いなく同じような芸術性を持っていると思う。あと、音楽面で言うと、フランス人と日本人から見ればポップスは“外国”の音楽だよね。だから、僕らは同じ感覚でポップスを聴いていると思う。アメリカ人やイギリス人と同じ環境でポップスを聴いてきたわけではないからね。僕らにとっては、とてもミステリアスな音楽だよね。
あと、日本人はソフトな音楽が好きだよね。もちろん、色んな音楽が好きだと思うけど・・・。
実は、僕が名古屋のホテルに泊まった時、ベッドに置いてあった小さなラジオから60年代~70年代のソフトロックがずっと流れていたんだけど、僕が大好きな曲ばかり選曲されているんだよ。とっても嬉しくてね。これが日本なんだよね。文化は全く違うけれど、いつも日本に来ると元気になる。日本には感謝しているよ。







2014年12月11日木曜日

予告!12月17日ゲスト TAHITI80


12月17日は,
TV番組「テラスハウス」でヒット曲「Heartbeat(2000)」が使われ、
再び注目を集めているTahiti80が登場。
影響を受けたアーティストや約3年半ぶりの新作「Ballroom」の歌詞を掘り下げます。



<PROFILE>

93年、フランスのノルマンディー地方、ルーアン(ジャンヌ・ダルクが火刑にされた町)の大学生だったグザヴィエ・ボワイエ(ヴォーカル)を中心に、趣味の共通した仲間で活動をスタートしたTAHITI 80。その後 ニューヨークでレコーディングされたアルバム『PAZZLE』は、プロデューサーにアンディ・チェイスを起用し、ファウンテンズ・オブ・ウェインのアンディー、カーディナルスのエリック・マシューズがゲストで参加するなど、デビュー作にして早くも特異なポップ人脈図を構築。2000年、時を同じくしてアメリカ、イギリス、そして日本とワールド・デビューが正式に決定。また、ライヴでのパフォーマンスでも高い評価を受け、デビュー作からすでに名盤化を果たした。2002年9月、セカンド・アルバム『WALLPAPER FOR THE SOUL』をリリース。『PAZZLE』で展開されたTAHITI 80ならではの世界観をさらに高め、その評価を不動のものとした。そして2005年2月、3rdアルバム『FOSBERY』をリリース。いわずと知れたTAHITI節はそのままにサウンドメイキングに関し、明らかにエレクトロニック方面の接近をあらわにした。同時にバンドの頭脳でもあるVo/GのグザヴィエはTAHITI 80のベーシスト、ペドロ・ルスンドとともに他アーティストへのリミックス楽曲を提供するなどし、レンジの広い活動を開始。その後メンバーは個々の活動へと進む。中でもバンドの中心的人物でありその頭脳でもあるグザヴィエは、自身の名前の綴りのアナグラムの名義“Axe Riverboy”名義で、2007年5月に初となるソロ・アルバム『Tu Tu To Tango』を発表。各方面から高い評価を得る結果となる。2008年通算4作目となるオリジナル・アルバム『ACTIVITY CENTER』を発表、2010には日本デビュー10周年を記念してベスト・アルバム『SINGLES CLUB』をリリースした。2011年現時点での最新アルバムとなる5th Album『THE PAST, THE PRESENT & THE POSSIBLE』発表。2013年にはデジタルEP『BANG EP』発表とともに初となるFUJI RCOK FESTIVALへの出演を果たした。

2014年9月12日金曜日

予告!9月17日ゲスト:Kina Grannis


先日来日していた、Youtube/SNS時代のシンデレラ、
Kina Grannis (キナ・グラニス)のインタビューをお届けします!

■アメリカで2/24に先行で配信された1ST.シングル"The Fire"は、
   キナが持つボーカル、コーラスワークを最大限に引き出した
   ミニマム・プロデュースが評価を呼び、
   iTunes"singer song writer"チャートでは、初登場8位を記録。
  アルバム『ELEMENTS』は発売と同時に同チャート2位まで上り詰めた。

■昨年11月からYoutube上に現在90万人を超す登録数を誇る
   自身のチャンネルにて、"Kina's Monday"と銘打ち、毎週月曜日にカヴァー曲、
   メッセージほか、動画をアップロード。





中でも人気が高かったLordeのヒット曲"Royals"のカバー曲のPVが、
20142月に行われたグラミー賞で Lorde"BEST POP SONG"
ノミネートされた際にテレビで紹介され話題に。









【キナ・グラニス】 Kina Grannis
1985年生まれ、L.A.在住。アメリカではYouTube / Social Media世代の新しいアーティストとして注目を集めている正統派シンガー・ソングライター。
2007 年、いち早くYouTubeアカウントを開設し、オリジナル曲、カバー曲を次々に発表。その数ヵ月後の2008年、オーディションを勝ち抜き、その年のスーパー・ボウルのハーフ・タイムCMで彼女の最初のオリジナル曲「メッセージ・フロム・ユア・ハート」が放映された。視聴者約1億人の前で放映されるや、YouTubeの再生回数はトータルで7000万を超え瞬く間にインタースコープが契約に動く。一夜にしてメジャー・ディールを勝ち取るというシンデレラ・ストーリーを経験しながらも、あえてインディーであっても全のアーティスト活動を自らコントロールする道を選び、自身のレーベルを設立。2010年に発売したデビュー・アルバム”Stairwells”がビルボードのヒート・シーカー・チャートで2位、iTunes POPチャートで5位を記録。また、28万個のジェリー・ビーンズをストップ・モーションで綴った「イン・ユア・アームズ」のビデオクリップが大きな話題となった。2011年には「MTV O Music Awards Best Web Born Artist」を受賞。

2012年、日本限定仕様による日本デビュー・アルバムをリリース。全国各地のFMでパワー・プレイを獲得、iTunesのボーカル・チャートでは数週間にわたり1位を記録し、アルバムもスマッシュ・ヒットを記録。同年夏にはBillboardLiveにて東京と大阪で単独公演を成功させた。

2014年6月26日木曜日

ゲスト:Joan As Police Woman (ジョーン・アズ・ポリス・ウーマン)


先日来日していたNYの音楽シーンを牽引するシンガーソングライター
Joan As Police Woman のインタビューの模様をお届けしました。


彼女は、今は亡きジェフバックリーやルーリードなど
伝説的なアーティストを魅了してきたシンガーソングライター。

先日、新木場スタジオコーストでライブが行われまして、
「これぞ、本物の音楽!」という素晴らしいライブを披露してくれました。
ステージ上では、キーボード、ヴァイオリン、ギター、歌、を
華麗に、クールに、マルチにこなしていまして
その姿からは情熱と魂の音楽を感じることができました。

------------------------------------------------------------------------
ニューアルバム「The Classic 」の中でも
非常に深い歌詞を持つナンバー「witness 」について

この曲は、自分を否定するという考えから抜け出そうと歌っているナンバー。
アーティスト活動をする中で、とっても感情的になってしまって、その感情に囚われてしまうことがあるの。

この曲を書いている時も、自己否定してしまって、気が重くなっていたの。だれだってそういう経験あると思う。

仏教の教えに、自己を解放して、第3者の視点から自分をみるっていうのがあるでしょ。それみたいに、わたしも自分の感情に囚われるのはやめようと思ったの。

あと、過去の経験が記憶に残っているせいで、まだ、起きていない事なのに 自分を責めてしまうことがある。

そうならないように、自分自身をしっかり持って前を向く。自分を責めるような無駄な考え方はあっちへいってしまえ!そんな自己否定的な感情から脱出するんだって歌っているの。

長い説明だったけど、この曲で表現したかったのはそういうこと。




------------------------------------------------------------------------
誰しもそう言う感情になる事あると思うんです。
自分で自分を否定してしまうこと・・・。私もあります。

「こんなこともできない私がやったってしょうがないじゃない」
「私なんかがやっても意味ない」って思ってしまうこと。

でも、こういう感情って自分の中から湧き上がってしまうと、
どんどん負のスパイラルに陥ってしまって、
なんのやる気もでなくなってしまいますよね。

この曲は、結局は自分の感情が今の自分を作っているんだから
そんな自分を否定するような考えなんてぶちこわしてしまえ!っていう
人生のヒントを与えてくれるメッセージソング。

タイトルになっている"Witness"
これは目撃者という意味ですが、この曲の中では
「自分で自分を責めないように、自分自身をちゃんと見つめてね」
という意味となっています。

2014年6月23日月曜日

予告!ゲスト Joan As Police Woman


NYの音楽シーンを牽引するシンガーソングライター
Joan As Police Woman(ジョーン・アズ・ポリス・ウーマン) 
インタビューの模様をお届けします。



彼女は、今は亡きジェフバックリーやルーリードなど、
伝説的なアーティストを魅了してきたJoanが、
歌詞に込めた想いを熱く語ってくださいました。
お楽しみに!


放送予定日
6月25日(水)24:00-25:00
7月2日(水)24:00-25:00
































■バイオグラフィー
90年代からNY音楽シーンの重要作品に関わってきたジョーン・ワッサー。97年恋人のジェフ・バックリーが他界後ジェフのバンドメンバーとブラック・ビートルを結成。その後アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズのバンドに参加。ジョーン・アズ・ポリス・ウーマンとして3枚のアルバムを発表。06年に三菱自動車アウトランダーCM曲に、J.D.サウザー「ユア・オンリー・ロンリー」カヴァーを提供し話題をさらった。

オフィシャルHP: http://www.joanaspolicewoman.com/

2014年6月5日木曜日

ゲスト:Woulter Hemel(ウーター・ヘメル)


オランダ出身のシンガーソングライターウーターヘメルのインタビュー
第2弾をお届けしました。


アルバム「Pompador」から「Bigger」について

この曲は、マイノリティ、少数派の人に向けた応援ソングなんだ。
特に日本ではこの話はしにくいかもしれないけど、具体的にいうと
同性愛者や性同一性障害など、性的少数者を歌ったんだ。
この曲の中で“自分を押し殺すな”って歌っているんだけど、
多くのティーネイジャー10代の子たちがゲイであることを恥ずかしがって
自殺したりしているんだ。その事実に直面して、
世界にはチャイコフスキーなど音楽やサイエンス、ファッションの分野でも成功している同性愛者がたくさんいるじゃないか!って思ったんだ。
歌詞の中にも僕たちはSinner、悪いことはしていない
Winner勝ち組になるんだって歌ってる。
そういうマイノリティへ向けた応援ソングなんだ!

------------------------------------------------------------------------------
この話を聞いて、びっくりしました。
この歌詞をたどったとき
「逆境なんかにめげず、自分らしく生きていこう!」
って、前向きな、勇気をもらえる曲だと思っていたのですが、
方向性は間違ってないとはいえど、こんなメッセージが隠されていたとは!

先週、本人も言ってましたが、
ウーターへメルは意図的にそういうメッセージを歌詞の中に隠して
歌詞を書いているんですよね。

これはご本人にインタビューできたからこそ分かったこと。
貴重なひと時でありました。


2014年5月29日木曜日

ゲスト:Wouter Hemel(ウーター・ヘメル)さん

先日、来日していたオランダ出身の天才シンガーソングライター
ウーターヘメルのインタビューをお届けしました。




10回目の来日。日本への印象は?
僕の住んでいるオランダは人口1600万人くらいの小さい国で
高層ビルなんでないし、日本とは雰囲気が違うんだ。
日本人はみんな礼儀正しいし、町は綺麗だし
とっても素晴らしい場所だと思う。
日本からオランダに帰ると、この街は汚いなぁとか、
オランダ人はほんとに時間とかにルーズだなぁとか感じてしまう。
でも、オランダのそういうところも好きなんだけどね。
    
影響を受けたアーティストは?
むずかしい質問だなぁ。
10代の時はジェフバックリーにはまって何度も聴いて
歌う時の参考にしていたんだ。今は、聴かなくなっちゃったけど・・・

ずーっと聴いているのはアメリカのゴスペル・アカペラグループtake 6。
落ち込んでいるときなんかに聞くと、とても元気になる。
特に、Something within me が一番好き。
すべてを失っても 君には愛があるっていう素晴らしい歌なんだよね。



Take 6  Something within me(歌詞)
僕の中には、辛いときに僕を支えてくれたり 
痛みを消してくれたり
言葉では表現できない何かが備わっている
それを希望だと言う人もいれば
中には平和だと言う人もいる 
また、それを喜びだと言う人もいる。
神様に与えられたその何かが 僕らの奥深くに備わっているんだ





Take6の歌詞に影響を受けた?
Take6からは、音楽的には大きな影響を受けているけど、
僕の歌詞に関してはほぼ自分の実体験なんだよね。
Take6は、神様への愛や人生の美しい部分を歌っているけど、
僕はキリスト教徒じゃない。

だから、僕は人生の綺麗な部分だけじゃなくて
汚い部分も歌にしているよ。お酒の失敗のこととか(笑)
だって人間だもん。
僕の歌で誰かに影響を与えようとかそんなこと考えてないんだ。
湧き上がってきたものを書いて、
それがいい感じだったら曲に落とし込むってことをしている。

僕の曲の中には、メッセージを歌詞の中に隠して歌っていることもある。
他の人から「これは歌わない方が良いんじゃない?」と言われることもあるけど、
アーティストなんだから僕は僕なりに表現したいことを歌っていくのさ!

Take6のコーラスワークの影響も見られて、
人生のどちらかというと汚い部分を歌ったであろう
The Light」について
この曲は、アルバムの中でも特別なナンバーだね。
全てがうまくいかない時、お酒を飲んだり、クラブへ行ったり、
そんなことをしていて知らないうちに自分自身が壊れていくってそういう曲。
ディスコやクラブへはどうやって自分がそこにたどり着いたのか分からないくらい
ふらふらしてる。
もちろん、リスナーにはそういう風にはなってほしくないと思っているけど、
人間そういう時もあるよね、
そんな時は、そのままを身を任せたらいいよってそういう曲だよ。



2014年5月1日木曜日

ゲスト:Sylvie Vartanさん


今夜は、とってもスペシャルですよ!!

先日、来日公演を行ったフレンチポップの歌姫、
シルヴィ・バルタンさんのインタビューの模様をお届けしました。

どんな音楽に影響を受けましたか?
アメリカの音楽に影響を受けてきたわ。
私は、最初は歌手ではなく女優になりたかったんだけど、
ジャズトランぺッターである兄の勧めでロックンロールやジャズを聴いていたので
その影響で歌を始めたの。
一番最初に影響を受けたアーティストはエルヴィスプレスリーで
今も大好きなアーティストよ。

今回のニューアルバム「Sylvie in Nashville」は、
1964年に「アイドルを探せ」を録音した場所、ナッシュビルで録音。
なぜナッシュビルで収録したいと思ったのですか?
私のファンは皆ロックンロールが好きだから、こんなアルバムを待っていたと思うの。
これまで何年もの間、ダンサーをかかえて大きなホールなどで
コンサートをやっていたんだけど、同じことばかりやっていて飽きてしまったの。
だから、今までと違うことで面白いことをしようと思ったのよ。
それで、バラードを歌ったり、メッセージ性があって、
いい歌詞の音楽を歌うようになったの。
コンサートは、少し落ち着いた感じになったけど、お客さんは感動してるようだったわ。今までのコンサートのように派手な照明があって、映像があって、
ダンサーがいたりすると、お客さんはそちらに意識がいってしまって・・・。
それも素敵なんだけど、バラードやいい歌詞が伝わったときの感動とは
ちょっと違うものになってしまうのよね。だから、そういう経験を経て、
もう一度「アイドルを探せ」の時代、イエイエの時代に原点回帰して、
改めてナッシュビルでアップビートの曲をやってみようと思ったの。

長年、現役で活動をしていらっしゃるシルヴィさん。モチベーションの保つ秘訣は?
変化すること。常に、自分にとって新しいことにチャレンジすること。これが秘訣ね。

どういう風に美を保っているの?(番組未公開質問)

ふふふ。それは歌っているからよ。歌えばいいの。
歌えば、お客さんと一緒に時間を共有できるし、歌っている間今起きている問題とか、
現実から離れて子供のような感情を持つことができる。
そして、お客さんと共有することができる。本当に素晴らしい仕事だと思うわ。

2014年4月24日木曜日

予告!4月30日ゲスト Sylvie Vartanさん

416日~19日来日公演を行ったフレンチポップの歌姫、
シルヴィ・バルタンさんのインタビューの模様をお届けします。
とっても気さくな今の彼女を垣間見ることができますよ。お楽しみに。






「アイドルを探せ」「あなたのとりこ」「悲しみの兵士」などの大ヒットを放った、フレンチ・ポップスを代表するレジェンド、シルヴィー・バルタン。17歳でデビューし、3年後の1964年に映画『アイドルを探せ』の主題歌がビッグヒット。その歌声とファッショナブルな容姿で一躍若者のアイドルとなり、パリのオリンピア劇場でビートルズとも共演。日本では1965年のCMソング「レナウン・ワンサカ娘」でお茶の間の人気も獲得。70年代以降はスペクタクルなステージとパフォーマンスでエンターテイナーとしての本領を発揮してきた。201310月にはアルバム『Sylvie in Nashville』をリリース。


JINE / All Over


今週のゲストNao'ymtさんがリーダーの
R&BボーカルグループJINEのコンプリートアルバム「Classics」の
1曲目を飾るナンバー。





別れてしまった後、どうなっていくんだろう、ということに注目して作ったナンバーです。
実際に会わなくなってから思い出追っかけてしまいますよね。
思い出っては日が経つごとに美化されてしまう。
久しぶりに相手に会った時に知るわけです。
追っかけていたものは幻だったんだ。もうないんだ。戻れないんだなと。
曲の中に〝鎖を断ち切る″って歌詞があるんですけど
その思い出という鎖をちぎるんですよ。そのパワーってすごい力なんです。
今まで心の中にずっとあったもやもやを断ち切る力。
その想いを全身全霊で込めて作りました。

JINEのメンバーが失恋した時のことを思いながら
力強く歌っています。

歌詞はこちら:http://jine.asia/jineclassics/allover.html




ゲスト:Nao'ymtさん


安室奈美恵さん、三浦大知さん、露崎春女さんの楽曲を手掛ける
音楽プロデューサー、また、R&BボーカルグループJINEのリーダーでもある
Nao'ymtさんにお気に入りの洋楽は・・・


Aimee Mann / Wise Up



一筋縄ではいかない歌詞の曲ですね。
そうなんです。訳す人によって随分変わるのですが、
自分が感じたことを・・・

10年前でしょうか。
当時、音楽の仕事も順調で、評価もしていただけて、
特に不満もなかったんです。
でも、ふとしたときに目標を見失ってしまったんです。
それから沈んでしまう日々が続いてしまって、何もやる気しなくって、
その時に手にとったのが映画「マグノリア」だったんです。
10人の登場人物がいて、それぞれの24時間を追いかける偶像劇だったんですが、
面白いほど全員人生どん詰まりなんですけど、
次第にみんなの人生が交錯してくる、その後半に流れる曲です。

一生忘れません。
この曲が流れたとき、号泣しました。
ずーっと沈み込んでいる時期に分からなかった出口というものが
この歌詞に込められていて・・・

光が見えた・・・
そうですね。

そもそもなぜ今まで音楽を作ってきた?
理由はいくつかありますが、その一つは〝自分の感情の解放”です。
嫌なこと、理不尽なこと、どうしようもできない自分が抱えた気持ちを
音楽に変換することで解放していく。
でも、音楽を作るには結構なパワーが必要なんです。
だから自分自信にそのパワーがないと、その解放する作業もできない。
そうなると、解放できない感情が蓄積してしまうんです。
この曲がそれを解放してくれて、ふっと気持ちが楽になりました。


Naoさんは、どのようにこの曲の歌詞を捉えていらっしゃいますか?
ずっと欲しいもの、目指していた場所がある。
実際、欲しいものを手に入れたり、目指しているところに到達すると
「なんか違う。こんなものだったのかな」と感じる。
掴めそうで、なんか手放してしまうということは、
永遠に続いていく。止まらない。それはなぜか。
それは、あなたが賢くないからだ。と。
それでなるほど!と思いました。それで楽に生きようと思いました。

t's not going to stop til you wise up
it's not going to stop so just  give up
という歌詞がありますね。
そうです。それなんです!
楽に生きる、ということは、あきらめるということだと思うんです。
それは後ろ向きなことじゃなくて、自然のままで、無理しないで、
自然の流れなんだから無理して止めないでってことなんだって。
だから「もう馬鹿でいいや」って。「自然のまま生きよう」って。
目標の場所が分からなくてもいい、
朝起きて、ご飯食べて、音楽聴いて、歌って、曲作って、眠くなったら寝て・・・
いいじゃん、それを繰り返していけばって。






2014年4月22日火曜日

予告!4月23日ゲスト Nao'ymtさん


安室奈美恵さん、三浦大知さん、露崎春女さんなどを手掛ける
音楽プロデューサーNao'ymtさんをお迎えします。
Naoさんが所属しているボーカルグループJINEのナンバー、
また、番組のためにお気に入りの洋楽もピックアップしてくださいました。
熱く語っていらっしゃいますよ。楽しみに。


<JINEプロフィール>
1998年にNao'ymtJunEijiの3人で結成した、
R&Bボーカルグループ。

3つの類い稀なる才能が絡み合い紡ぎだす世界はまさに変幻自在。

彼らは心の琴線へつながる道順の最短距離を辿って、
聴く人全ての心を確実に揺さぶり、そして離さない・・・。

それぞれが高いボーカルスキルを持ちながら
完全セルフプロデュースが可能なR&Bボーカルグループは

日本の音楽シーンでは非常に稀な存在である。

2014年4月14日月曜日

予告!4月16日ゲスト Junさん(JINE)

実力派R&BボーカルグループJINEのメンバーを週替わりでお迎えします。
番組のためにお気に入りの洋楽をピックアップしてくださいました。
お楽しみに。

4月16日は Junさん!

安室奈美恵さんや三浦大知さん、露崎春女さんのプロデューサーであるNao'ymtさんがリーダーのグループです。結成16年。日本でこれほどR&Bを純粋に、ぶれずに追求しているグループがいるでしょうか。いや、いない。

本当に素晴らしいボーカルグループです。

4/9ゲスト:Eiji(JINE)
4/16 ゲスト :Jun(JINE)
4/23 ゲスト:Nao'ymt(JINE)

<JINEプロフィール>
1998年にNao'ymtJunEijiの3人で結成した、
R&Bボーカルグループ。

3つの類い稀なる才能が絡み合い紡ぎだす世界はまさに変幻自在。

彼らは心の琴線へつながる道順の最短距離を辿って、
聴く人全ての心を確実に揺さぶり、そして離さない・・・。

それぞれが高いボーカルスキルを持ちながら
完全セルフプロデュースが可能なR&Bボーカルグループは

日本の音楽シーンでは非常に稀な存在である。

2014年4月10日木曜日

JINE / Crazy -One Love-




本日のゲスト、実力派R&BボーカルグループJINEのメンバーEijiさんの美声が
フィーチャーされているナンバー。
なんと、コーラスの部分も全部Eijiさんのお声なんですって!

この曲は、Eijiさんの繊細で柔らかい声に合った
うっとりするほど、やさしーーーーーーーーーーーーーーーーーいラブソング。
結婚式や告白するときなんか、この曲を携えて愛を伝えると
最高でしょうね!

僕の気持ちは変わらないよ
君の笑顔なしでは生きていけない
君より大切なものなんてない

二人でいれば超えれれるから
沈む空さえ怖くないから
二人なら・・・

なんていい曲なの!!
JINEの素敵な音楽がもっともっといろんな方に聴いていただきたいですね。
本当に素晴らしいグループです。


来週はJun さんをゲストにお迎えします♪

http://jine.asia/


ゲスト:Eijiさん(JINE)

実力派R&BボーカルグループJINEのメンバーEijiさん,
お気に入りの洋楽は・・・


Michael Jackson / Man in the mirror
マイケル・ジャクソン/ 鏡の中の男





     この曲は
「この世界を変えたいのなら、鏡の中の男(すなわち自分)を変えてごらんよ」  
というナンバーです。

    どういうときにこの曲を聴きますか?  
昔から自分のコンディションを整える時に聴いている曲です。
   自分の心を落ち着けたい時、集中したいとき、朝仕事に行くときに聴いています。
     マイケルも世界中の子供達とか、恵まれない方を助けたいと思っていて・・・
(この曲にもそういうメッセージが込められています)
  
      〝自分自身を変えることで 世界を変えていきたい
   少しずつみんなで変えていこう"

     この曲を聴いて、自分もそういう心掛けをしようとしているのかもしれません。



EIJIさんがお好きなフレーズは?
I'm Starting With The Man In The Mirror
I'm Asking Him To Change His Ways

鏡の中の男(すなわち自分)に変わるようにお願いしよう。というところです。
昔から好きな曲なのですが、この次のフレーズ
〝No message could have been any clearer"
 "clearer""クリアラー"に聞こえなくって・・・
「クブッ」って聞こえるんですよ。
英会話の先生に聞いても〝clearer″って言ってるっていうんですけど
どうしても聞こえないんですよね。

これ、(早口で)〝クリアラ"ですね。(早口で)"クリオネ!"みたいな。
クリオネじゃないですけどね()
僕、この歌詞を全部ノートに書いてきました。
気持ちを感じ取りたいと思って・・・
そしたら、とっても長くって2ページ半分きたところでくじけそうになりました()




そのくらい、想いの詰まったナンバー。
歌ってみたい方は、チャレンジし甲斐のある曲です。
clearer″に注目しながら是非()