2015年5月21日木曜日

U2/ Pride(In the Name Of Love)(1984)~Ordinary Love(2013)


毎月1アーティストをピックアップし、1か月かけて
そのアーティストの歌詞を掘り下げてみようというコーナー。

今月はU2をピックアップしています。

これまでに、社会的なメッセ―ジを持つナンバー、
人の内面と生きることを歌ったナンバーをご紹介してきましたが、
今週は、U2が偉人に捧げたナンバーをお届けしました。

まず1曲目は・・・

U2/ Pride(In the Name Of Love)(1984)



このナンバーは、人種差別と闘ったキング牧師に捧げたナンバーです。

一人の男が 愛という名のもと現れる
正義のために
この差別を終わらせるために現れる

男は有刺鉄線のフェンスで捕えられた
抵抗し 裏切りも受けた

4月4日の朝
メンフィスの空に銃声が響きわたる
あなたの命は奪われ ついに自由になった
では あなたのプライドまでは奪うことはできなかった

愛という名のもとには
愛 以外 何があるというのか

愛という名のもとに

愛 以外 何があるというのか



2曲目にご紹介したのは、
Ordinary Love。



南アフリカ共和国での人種差別問題に立ち向かい、
初の黒人大統領になったネルソン・マンデラとその家族の生き様を描いた
映画「マンデラ自由への長い道」のために書き下ろされたナンバーです。

海が金色に輝く海岸にキスをしたがっている
太陽の光が君の肌を温めている
失われてしまったこの美しい風景が
また 私たちのもとへ戻ってきたがっている

僕は 君とはもう戦えない 
だって君のために戦っているんだから

この何気ない愛情を感じられないのなら
僕らは この先に行くことはできない
この何気ない愛を感じられないのなら

僕らは 高みにありつくことはできない

2曲ともキーワードは”愛”。
二人の偉人を鼓舞したのは愛だった、
と言いたいのでしょう。