2015年4月16日木曜日

The Eagles / Desperado (1973)


歌詞から生まれたショートストーリー
今日はこのナンバーから生まれた物語をお届けしました。




「問題児」と呼ばれているあいつとは
もう長い付き合いになる
授業をさぼって ゲームセンターに行ったり
校則で禁止されている茶髪にしたり 麻雀したり
先生たちからは 常に目をつけられていた
だから あたりまえだけど テストの成績が良くても
褒められることはないし むしろ なかったことにされているくらいだ

悪いことやっているときは楽しかったけど
つけは必ず回ってくるもんだって
夢を見つけた時に思った

俺は あることがきっかけで医者という夢を見つけた
夢を叶えるには大学に行かなくちゃいけない
でも 敵に回した先生に今更相談できないし
推薦なんてとれっこない
「問題児」と呼ばれていろんなことをやってきたこと
初めて後悔した

でも俺は 何としてでも医者にならなくちゃならない
あいつには何て伝えよう
「もうそろそろ まともな学生にならないか」
とでも言ってみるか

先生や家族に散々迷惑かけてきた俺らだ
進む先々で 雨が降ったり 嵐になったり
まっすぐ進むのは困難かもしれない
でも 本気で努力すれば そのうち雨は止んで
虹を見られる日がくる 道は開けるはずだ

そうした時 初めて

人を愛し 人から愛される人間になれるんだろう