2015年9月17日木曜日

Oasis / Whatever (1994)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語



僕らは いつも同じバスに乗って
騒いだりなんてせず おとなしく吊り革を握っている
まるで 吊り革が自分であるように
自分を見失わないように ぎゅっと 握りしめている

いつもの時間に 職場に行って
いつものように 仕事を淡々とこなして
言われるがままにやる

ある時 そんな自分に嫌気がさした
いくら一生懸命 吊り革を握っていても
そこに自分の意志がなければ
それは からっぽの自分にしがみついているだけに過ぎない


歌いたいと思ったら
自分で好きなように 歌を歌えるように
もし間違っていると思ったら
きちんと 間違ってるって言いたい
そう思った

その瞬間 心が解き放たれた

僕らは 自由なんだ
思っているより ずっと自由
好きなことをしてもいい
好きな事を言ってもいい
誰に縛られてるっていうんだ
この人生は 自分の手の中にある
だって 僕らは自由なんだから


僕は 一歩踏み出すことにした