2014年10月9日木曜日

Simon & Garfunkel / Bridge Over Troubled Water (1970)

歌詞から生まれたショートストーリー。
今日はこのナンバーから生まれた物語をお届けしました。




ふとしたことがきっかけで 何もやる気が起こらなくなって
全てがどうでもよくなって
学校にも行かなくなった

自分がこの世に生きている意味を見いだせず
途方もない孤独感が荒波のように押し寄せてくる
いくら泣いても いくら叫んでも
いくら暴れても 気持ちが晴れない 

「いっそ消えてしまいたい」
そう思った時 コンコン。
僕の大好物ラフランスを持って親友が遊びに来てくれた
そう、彼はこんな僕を心配して毎日家まで来てくれる

後から聞いた話、
クラスで僕がずる休みをしているという噂が広まったとき
彼が「来たくても来れない理由があるんだ。ずる休みじゃない」と
かばってくれたそうだ。

暗闇の中の一筋の光。
そう僕には力強い味方がいる。
そう思うと涙が出た。

僕はまだ外に出られる状態じゃないけど
元気になったら 今度は僕が彼の心の支えになるんだ
そう 僕が橋になって 
荒波から 彼を救い出すんだ 

Bridge Over Troubled Water