2015年9月10日木曜日

Ariana Grande / Just a little bit of your heart (2014)


歌詞から生まれたショートストーリー

今日はこのナンバーから生まれた物語




私は 一人 広いベッドで横になっている
夜が長く感じられる
いつもなら すぐ夢の中に入れるのに
こんな時に限って 夢の扉が開いてくれない
もう羊を何匹数えたのかも 分からない
何も考えたくなかった

あなたの気配を感じた
忍び足で そーっと ドアの鍵を開けて
部屋の中に入ってくる

私は 絶対に どこにいたのなんて 聞かない
だって そんなの知る必要ない
知ったところで 自分が幸せになれるなんて思っていない

昔から分かっていた
あなたにとって 大切な女性は
私一人じゃないって

でも いいの
わたしは あなたの前では 常に笑顔でいるって
決めているから

全くあなたと関係がないよりはまし

あなたにとって大切な女性の一人で
いられてよかった

だって あなたはこうやって
私のところに帰ってきてくれるんだから

ほんの少しでいいの
あなたの心の中で ほんの少し
私のことを想っていてくれたら
それだけで幸せなの


頬に伝う涙を拭いながら 私は やっと扉が開いた夢の中に入っていた