< Monthly Lyrics>
毎月1アーティストをピックアップし、1か月かけて
そのアーティストの歌詞を掘り下げてみようというコーナー。
今月は、India Arieをピックアップしています。
1曲目は、1stアルバム「Acoustic Soul 」からリクエストのあった
″Always In My Head″
まるで詩を読んでいるかのような歌詞です。
あなたは 夏の日の そよ風のよう
あなたは 砂漠に流れる 川
あなたは 降り注ぐ雨から私を守ってくれるシェルター
あなたは 苦しみの前でさえ 私の安らぎだった
虹のリズムが 空にかかる
遠くの飛行機が 美しいチェロの音を奏でている
これは偶然じゃない 私の頭の中で調和された音楽なの
5人のドラマーの演奏が 風に乗って聞こえてくる
そよ風の中で 木の葉がそよめき ギターのように聞こえる
ブリキの缶が転がれば タンバリンのように聞こえる
私は ただの器 だから 歌うの
夢を見ているときだって いつも頭の中にはあなたがいる
苦しいときも 安らぎの時も
いつも 私の頭の中にはあなたがいる
実は、1stアルバムはグラミー賞7部門にノミネートされ、
当時非常に話題になっていましたが、
結果はその多くをアリシアキーズに持っていかれてしまうという悔しい思いを
しているんですね。その当時、彼女は今にも泣き崩れそうだったそうです。
彼女は、大きな落胆を乗り越えて2ndアルバムをリリースしました。
その中にとっても素敵なナンバー〝Little
Things″というナンバーを
ご紹介しました。
私の故郷のような場所に巡り合ったことはないわ
サテンやシルクじゃなくて
わたしには 真っ白なコットンが心地いいの
自分の背負ったものを下せる場所をあちこち探している
わたしが見つけた安らぎの場所
こんな場所は 世界中どこにもないわ
ほんのささいなこと
些細なことが 喜びを運んできてくれるの
たとえば
少し遅れるって 電話一本くれるたり
上手くいくから大丈夫よって 言葉をかけて
ほっぺにキスをしてくれたり
妹が朝電話をくれて ハッピーバースデーを歌ってくれたり
本当にちょっとしたことでいいの
富や名誉 名声を追い求める冒険の中では
このほんの些細なことを忘れちゃいけない
ほんのささいなこと
些細なことが 喜びを運んできてくれるの