2015年11月12日木曜日

Janet Jackson / Rhythm Nation ~ State Of The World ~ Livin In A World (They Didn't Make) (1989)


< Monthly Lyrics >

毎月1アーティストをピックアップし、
1か月かけてそのアーティストの歌詞を掘り下げてみようというコーナー。

今月は、いよいよ来日直前ということでJanet Jacksonにフォーカスしています。

今週は、社会的なメッセ―ジが詰まったアルバム「Rhythm Nation 1814 」から3曲、
お届けしました。



1曲目は、Rhythm Nation
人種差別反対を歌ったナンバーです

 私たちのそばにある音楽で
肌の色で人を分けるこの境界線を壊すの
皆で力を合わせて
私たちの生活をよくしよう
この社会の不公平に声を上げるの
勇気をもって 私と一緒に進むのよ
世界中の人々と一つになるの
私たちはリズム国家、Rhythm Nationの一員よ


2曲目は、State Of The World
貧困について歌ったナンバーです。

 朝5時に朝日と共に起きて
 赤ん坊が泣く前に ミルクを飲ませる
 休む時間も 遊ぶ時間もない
 15歳の母親は 家出少女
 夢見る時間も 目標もない
 大きなプレッシャーがのしかかる
 彼女は自分の子供を養うために体を売った
 私たちの住む この世界はどうなっているの?

 ドラッグや犯罪が世の中に蔓延し
 食べるものも十分にない
 子供たちは外で遊ぶことができない
 これが 今の世界の状況

 小さな男の子 ジョニーは 一人ぼっち
 友達と言えば いつも持ち歩いている人形だけ
 学校にいっても 毎日毎日 からかわれる
 それは 彼には住むところがないから
 こんな小さなホームレスの少年が
 自分の人生なんて価値がないって感じている
 自殺する代わりに 彼は泣き疲れて寝る
 これが 私たちのすむ世界で起きていること
 もっといい道があるはず

 希望を捨てないで
 一緒にこの嵐を乗り越えていきましょう!

3曲目は、Livin In A World (They Didn't Make) (1989)
日本の大人、特に、権力を持つ大人に聞かせたいナンバーです。

 子供たちが世界の未来を担っていると言われている
 子供たちは 純粋無垢な心を持って 生まれてくる
 私たちが憎しみを教えているのだ
 そして 世界に混乱をきたしている
 私たちが 子供たちに 世の中のルールを教えている
 自分たちは守っていないくせに

 正しいこと 間違っていること

 子供たちが見本にしている 私たちが見習うべき人々が
 都合のいいようにでっち上げている

 子供たちは成長して やがて大人になる
 彼らは 社会の問題に立ち向かう方法を身につけなくてはいけない
 ドラッグに手を出し やくざの仲間になる
 社会的地位は肌の色で判断される

 自分たちの手で作ったわけじゃない世界に
 子供たちは住んでいる
 憎しみに溢れた世界に 子供たちは住んでいる
 大人がルールを破りまくっている世界に 子供たちは住んでいる
 大人が残した沢山の過ちを 子供たちが後片付けをする
 子供たちは どれだけの負の遺産を抱えることができるのだろう