2014年12月4日木曜日

The Police / Every Breath You Take (1983)



 ある曲のあるフレーズを拝借して曲を作っている、
 いわゆるサンプリング曲を御紹介するコーナー。

  今日ご紹介した曲はこちら。
  The Police / Every Breath You Take (1983)












タイトルは、" Every Breath You Take" 君が息をするたびに・・・。
「君が息をするたび」にどうしたのでしょう?歌詞を見てみましょう。


君が息をするたび 君が動くたび
君が関係を断ち切ろうとするたび 
君が歩くその一歩っぽを
僕は見つめているよ

君が出て行ってから 
僕は当てのない迷い子になってしまった
夜に夢を見るんだ
君の顔だけでも見られたらって・・・

そして君の面影をさがす 
そう君なんだ 君の代わりにはいない
あぁ心が寒い 君の事を抱きしめたい
僕は泣くしかないんだね。

この曲、悲痛な叫びが聞こえてくる「失恋ソング」だと私は思っていたのですが、
この歌詞、取りようによっては

フラれたって、僕は君の一挙手一投足を見てるよ

という「ストーカーソング」に聞こえたり、
実は、ちょうどこの曲をスティングが作ったとき離婚訴訟中だったということもあり

君が生きているうちは
I’ll Be watshing you 
僕はずっと監視しているよ

と歌詞を取ることもできるんですね。こうなるとホラーみたいですけど。
さて、リスナーの皆さんはどのようにお聴きになりますか?

そして、この曲をサンプリングしたナンバーがこちら

Puff Daddy feat. Faith Evans and 112 /I'll Be Missing You (1997)

   

  こちらのナンバーは亡くなったパフダディの友達 The Notorioug BIGの事を思って
  歌われたナンバーで、

  大切な人を失った人すべての人に捧げたい

  と、曲の冒頭にナレーションが入っています
  サンプリングされている部分もこんな歌詞になっています

  いっぽいっぽ歩くたびに 何かするたびに
  毎日 祈りをささげるたびに
  I'll Be Missing You 
  あなたがいなくてさびしい気持ちでいっぱいになる

 君がいなくなったなんて信じられない。
  君の息子に会った そっくりだね
 本当に本当に君がいなくて寂しい

  という歌詞になっていて、歌詞を読めば読むほど本当に泣けてくる、
 そして、友達の温かい気持ちも伝わる、そんな歌詞になっています。