2014年11月27日木曜日

Adam Levine / Lost Stars (2014)

歌詞から生まれたショートストーリー
今日はAdam Levine  / Lost Stars から生まれた物語。





若いころ 色んな女の子と関係を持った
まるでハンターが鹿を狩るみたいに
好みの顔の女の子に近づいた
数か月続いたこともあれば 一夜だけのこともある

デートをして楽しい話をしても
肌と肌は触れ合っていても
どこか満たされない

そんな僕とは打って変わって
親友は一人の女の子と何年も付き合っていた
いつも幸せそうって訳じゃないけど
その表情にはいつもキラリと光るものがあった
親友を見るたび 僕にもきっと運命の相手がいるんだって
焦り 必死に探し求めた

彼女と2か月で別れてしまった時
その親友がこんなことを言ってきた
「なんで別れたんだ。あの子泣いてたぞ
そろそろ一人の女の子ときちんと向き合ってみたらどうだ。
 君は我慢ってものを知らな過ぎる。相手の事を考えなさすぎる」
なんて失礼な奴だ。
その時は むすっと彼の事をにらみつけたものだ



でも今なら親友の言っていることが分かる
そうだ あの時 もっと彼の言っていることを真剣に受け止めていたら
もっと違った人生があったんだろうか

神様 どうして僕はあの時 あんな風に時間を無駄に過ごしてしまったんだろう
僕は迷える星
僕らのような迷える星もいつか暗闇を照らせるんだろうか