この曲は、2曲サンプリングしているんです。
Donna Summer / Love to Love You Baby(邦題:愛の誘惑)in 1975
Donna Summer / Love to Love You Baby(邦題:愛の誘惑)in 1975
War / Slippin' into darkness(邦題:暗闇へ突っ走れ)in 1971
元ネタとなっているDonna Summer / Love to Love You Baby、
この曲もビヨンセやティンバランドなど、本当にたっくさんのアーティストが
サンプリングしているナンバーですのでお耳馴染みの方も多いのでは?
歌詞に注目してみましょう。まずは、Donna Summer / Love to Love You Baby
この曲ほど、歌詞の内容を掘り下げる必要のない曲はないんじゃないでしょうか。
曲を聴いて、アルバムジャケットのドナの恍惚とした表情を見れば
大体わかります。その通りのナンバーです。
↓↓コレ ↓↓
↓↓コレ ↓↓
一方、War / Slippin' into darkness
1971年、この頃、ベトナム戦争の泥沼化によって経済が落ち込んでいました。
1971年、この頃、ベトナム戦争の泥沼化によって経済が落ち込んでいました。
アメリカ社会広がっていた漠然たる不安、
暗闇の中に落ちてしまう(=Slip into darkness)を表現しているナンバー。
ウォーはこの曲が入ったアルバム「All day music」で初めて
暗闇の中に落ちてしまう(=Slip into darkness)を表現しているナンバー。
ウォーはこの曲が入ったアルバム「All day music」で初めて
ベストセラーを記録しました。
このことからも当時多大な共感を得ていたことがわかりますね。
このことからも当時多大な共感を得ていたことがわかりますね。
対極にあるようなこの2曲をサンプリングしたTLCは、
どちらの歌詞を重視したかというと・・・残念ながら
(と言ってはいけませんが)ドナサマーの歌詞なんです
(と言ってはいけませんが)ドナサマーの歌詞なんです
TLCの歌詞を見てみますと、
私に必要なのは、アクセサリーが似合う
かっこいい男
かっこいい男
私はあなたの手には負えないわ
言っておくけど、私をものにしようと思ったってむだよ
言っておくけど、私をものにしようと思ったってむだよ
と、強気な女性が「わたしぃ~こんな男性がいいの~」って、
歌詞だけ見るとすっごくやな感じのナンバーです。